ゼロ・ウェイスト
私が目指している、「ゼロ・ウェイストな暮らし」。
そもそもゼロ・ウェイストと聞いてもピンとこないですよね。
ここでは、この考え方がどういうものなのか・どんなことをすれば良いのかについてお伝えします。
そもそもゼロ・ウェイストとは?
ゼロ・ウェイストとは、無駄や浪費をなくしてゴミを減らそうとする行動や活動のこと。
排出されたゴミをどう扱うか、ではなく「ゴミが出ないようにする」ことで、ゴミ問題の根本的な解決を目指す考え方です。
リサイクルじゃダメなの?
「きちんと分別してリサイクルすれば問題ない。」と思われる方もいるかもしれませんが、残念ながらそれは違います。
ゴミ問題は、私たちが想像している以上に深刻な状況です。
「リサイクル=エコ」とは限らない
近年、海洋汚染などで問題になっているプラスチックゴミですが、実は大半が分別しても燃やされているのをご存知でしょうか?
プラスチックのリサイクル方法と内訳を見ると、下記の通り。(2022年時点)
私たちがイメージする「モノが新たなモノに生まれ変わる」マテリアルリサイクルは全体の22%のみ。
全体の6割を占める「サーマルリサイクル(焼却)」は、二酸化炭素やダイオキシン発生に懸念の声があり、「エコなリサイクル」とは言い難いのが現実です…
ゴミ処理には莫大なコストがかかる
環境省が発表した一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和4年度)によると、ゴミ処理の事業経費は2兆1519億円。
国民1人当たりで換算すると、約17000円になります。
ゴミ処理の為に17000円も税金を払っていると思うと、なんだかもったいないですよね…
ゴミ処理の事業経費は年々増加傾向。このままゴミが増加すれば、財政を圧迫してしまう可能性もあるのです。
埋立地はあと23年しか持たない
環境省が発表した一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和4年度)によると、最終処分場(埋立地)の残余年数は23.4年。
つまり、
23年後、ゴミを埋め立てる場所がゼロになる!
ということ。
ゴミを指定の場所に出せば回収してもらえる。そんな当たり前の日常が、近いうちになくなるかもしれないのです。
私たちにできるゼロ・ウェイスト
どうすれば無駄なゴミを減らすことができるのか。具体的な方法について解説します。
使い捨てグッズをやめる
サランラップをシリコンラップにするなど、使い捨てグッズをやめることでゴミの量を減らすことができます。
私の場合、生理ナプキンをショーツに変えることで、ゴミの量を大幅に削減することができました。
なるべく再利用する
不要だと思った物でも、別の使い方で再利用することで、ゴミになるまでの寿命を延ばすことができます。
例えば、いらなくなった古着は、小さくハサミで切れば雑巾として使うことができます。
新たに雑巾を買う必要もなくなるので一石二鳥です。
不要品を販売する
不要品を捨ててしまえばゴミですが、販売することで、別の方に有効活用してもらうことができます。
フリマアプリを使えば、リサイクルショップよりも利益が出るので、嬉しいところ。
私もメルカリのおかげで、気持ちよく不要品を手放すことができ、400品以上もの取引ができました。
不要品を買わない
再利用やフリマアプリでの販売も良い手段ですが、そもそも「不要になる物を買わない」ことも大切。
似たような物を持っていないか?量は適切か?など、購入時に見極めることが重要です。
人に送るギフトも、実は不要品になる可能性があるので、良く考えて選ぶことをオススメします。
最後に 今後伝えたいこと
「ゼロ・ウェイストな暮らし」を目指している私ですが…
正直な話をすると、
- 毎日ゴミ出しまくり
- エコな製品は家の中のごく一部
なんです…
スタート地点に立ったばかりで、読者の皆様とほぼ同じ位置にいると思います。
ですが…
「ゼロ・ウェイストを始めたばかりの私」だからこそ、
- ゼロ・ウェイストって本当にできるの?
- 意識高くないとできないのでは?
- なんか、めんどくさそう。
といった、「ゼロ・ウェイスト初心者の方」が持つ視点からの情報提供・意見発信ができるのではと考えています。
完璧にではなく、できることから一歩ずつ。
「何かできそうなことはないかな。」と、ゆったりとした気持ちで記事を読み、参考にしていただけますと幸いです。
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