【銀行口座の断捨離】整理するなら数はいくつが理想?FP保有主婦が思うベストな数とは
身の回りのガラクタだけでなく、終活やデジタル断捨離の一貫として忘れてはいけない「銀行口座の断捨離」。
とは言っても、銀行口座は日常に不可欠なものですし、いくつ保有するのが理想なのかピンとこない方も多いでしょう。
そこで今回は、断捨離歴7年以上・FP2級保有の筆者が考える「銀行口座はいくつ保有するのがベストか?」についてお伝えします。
デジタル断捨離については、下記記事にて詳しく解説しています。
銀行口座を整理しないとどうなる?
銀行口座を複数持っていても日常生活で大きく困ることはありません。
しかし、放っておくと意外な落とし穴があるので要注意です。私が考える銀行口座を整理しないデメリットは下記の通り。
管理が複雑になる
複数口座を持つということは、その分だけそれぞれの口座管理が必要になるということ。
どこに入金があって、どこの口座から支払っているのかなど細かく把握しなければなりません。
つまり言い換えれば、余計な労力・時間を割いてしまうことになるのです。
長期間利用がないと手数料を引かれる
長期間口座を利用しないと、口座管理手数料が引かれる場合があります。
三菱UFJ銀行の場合、年間で1320円(税込)が残高から引かれることに… ※2024年1月時点
知らない間に預金残高が減ってしまうのは恐ろしいですよね。
残された家族に大きな負担がいく
あなたに万が一のことがあった際に、銀行口座はご家族が解約もしくは名義変更しなければなりません。
ですが亡くなった方の銀行口座手続きは非常に複雑。必要書類を揃えるだけでも一苦労なのですが、銀行口座が整理されていないと残された家族の負担はさらに大きいものになります。
終活の一つとして「銀行口座の整理」が挙げられるのも納得です。
銀行口座の理想の数は?
結論、FP2級保有の筆者が思う理想の口座数は2つ〜3つです。理由は下記の通り。
- 1つだとリスク分散ができない&不便
- 2つ〜3つで十分に預金保護ができる
- 目的別で預金管理をするのにちょうどいい
それぞれ詳しく解説しますね。
1つだとリスク分散ができない&不便
銀行のシステム障害、預金カードの盗難など、何かトラブルがあった際に銀行口座1つだけは危険です。
また、銀行口座が複数あることでATMの場所や利用時間・曜日によって使う銀行を選べるので、普段遣いする際にも便利。
リスク分散・利便性を考慮すると口座を1つだけにするのはおすすめできません。
2つ〜3つで十分に預金保護ができる
預金保護制度とは、銀行が破綻などした際に預金者の資産が保護される制度のことです。
1銀行あたり元本1000万までは補償されるので、2~3口座持っていれば合計2000〜3000万までは保護されます。
4千万〜1億など、大金をお持ちでない限りは、十分に預金保護制度で資産が守られるということです。
目的別で預金管理をするのにちょうどいい
普段の生活用・老後資金用など、預金は目的別に分けることで管理がしやすくなり、計画的な貯金も可能になります。
基本的には、生活用・貯蓄用の2口座に分ければ管理には十分。状況次第で貯蓄用口座を用途別に分けてもいいでしょう。
とはいえ、あまりにも細かく目的別に分けるのは非現実的。多くても3つまでが妥当だと考えます。
- ①生活用、②貯蓄用
- ①生活用、②老後資金用、③子供の教育費
まとめ 銀行口座の理想の数
今回の記事では、「銀行口座はいくつ保有するのがベストか?」についてお伝えしました。
結論、
銀行口座は2つ〜3つで十分!
です。
理由は、
- 1つだとリスク分散ができない&不便
- 2つ〜3つで十分に預金保護ができる
- 目的別で預金管理をするのにちょうどいい
だから。
複数持ちすぎることで手数料を管理が複雑になったり、将来残された家族の負担になるなど、銀行口座を多く持ちすぎることはデメリットばかりです。
分散させなければいけないほどの大金(目安4千万以上)をお持ちでない限りは、2つ〜3つにとどめておきましょう。
人生の貴重な時間の節約、将来に向けた終活の一つとして、今から取りかかることを強くオススメします。
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